1961年(昭和36年)6月24日~27日 
6月豪雨

昭和36年6月23日に熱帯低気圧の北上ととともに梅雨前線が活動を活発化させながら北上、24日から本州南岸に停滞、また26日には四国に接近した台風第6号の影響もあり、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸の各地方に大雨をもたらした。

神戸市では、総雨量472.1mm、最大時間雨量44.7mmを観測した。

また、宅地開発により山麓まで市街地が拡がっていたため、神戸市等では、土石流が直接人家に被害を与えるケースや宅地造成中のがけ崩れによる土砂災害が多発した。このことから、同年に宅地造成等規制法が成立する契機となった。

被害の中心だった神戸市では、昭和13年阪神大水害・昭和42年7月六甲豪雨とともに「昭和の3大水害」と言われている。

関連サイト

神戸 戦災と災害資料館 (神戸市)

がけ崩れで倒壊した家屋

がけ崩れで倒壊した家屋(神戸市長田区高取山町)

浸水の様子

浸水の様子(神戸市東灘区深江地区)(写真:神戸市)

増水する武庫川と国鉄福知山線橋梁

増水する武庫川と国鉄福知山線橋梁
(神戸市北区道場町)(写真:神戸市)