兵庫県CGハザードマップ

このサイトについて

県の行う防災対策(公助)には限界がある中、整備水準を超える災害に対応し、被害を最小限におさえるためには、県民のみなさん一人ひとりが、日頃から十分に備えをしていただくこと(自助)が重要であり、またその上で、地域でお互いに助け合う仕組み(共助)を作ることが重要です。

この「兵庫県 CGハザードマップ」は、このような考えのもと、日頃から様々な自然災害に対する県民の皆様の防災知識の向上を図るとともに、災害の発生が予想される際のより的確かつ迅速な避難行動が可能となるよう作成したものです。閲覧にあたっては「このマップについて」に示した内容をよくご理解して頂いた上でご利用ください。

なお、「兵庫県 CGハザードマップ」では、想定を超える災害等は考慮していません。さらに、シミュレーション実施以降の地形状況(宅盤標高等)の変化についても考慮していないため、地図上に着色がされていない地域においても浸水する場合や、地図上に表現された深さが実際と異なる場合等がありますので、十分注意して下さい。

「兵庫県 CGハザードマップ」の利用にあたっては、クレジット(「出典:兵庫県CGハザードマップ」)を記載してください。なお、掲載情報を編集・加工した上で、その編集・加工情報を、あたかも兵庫県が作成したかのような態様で公表・利用することは禁止します。

背景の地形図画像は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を使用しています。(承認番号 平22近使、第63号) 平成19年3月時点で刊行されている最新のデータを用いていますが、経年変化などによって現状とは異なる可能性があります。

なお、使用するブラウザは、iOS標準ブラウザ最新版、Android標準ブラウザまたはChromeの最新版を推奨します。それ以外のブラウザでも表示できることがありますが、一部の機能や情報が制限される場合があります。また、このサイトに対してはポップアップ制御を解除してご利用ください。

ハザードマップの活用方法

ハザードマップを活用し、自分の住む地域の危険性や避難行動を学習することができます。ハザードマップは、工夫しだいでいろいろな使い方ができますが、特に重要な事項は次の3項目です。
①自分の住む家の浸水深
②避難場所
③安全な避難経路
これらの項目を学習するためのモデルケースを以下に整理します。
<ステップ1>
ハザードマップを見て、自宅や学校・仕事場の位置を確認しましょう。どのくらいの浸水の深さになるのか、土砂災害の危険があるかを知っておきましょう。
<ステップ2>
近くの避難場所を確認しましょう。どこに避難場所があり、そこはどんなところか知っておきましょう。
<ステップ3>
避難経路と自分たちの避難場所を設定しましょう。避難場所へいくのに、どのような経路があるかを調べ、安全に避難できる経路と自分たちの避難場所を決めましょう。
<ステップ4>
わが家の防災マップを作成しましょう。わが家の避難場所、避難経路、家族の集合場所、緊急連絡先などを記入して、わが家の防災マップを完成させましょう。完成したら、家族やクラス全員で避難場所まで歩いてみましょう。

高潮ハザードマップの解説

  • この「高潮ハザードマップ」は、高潮浸水想定区域図作成の手引き Ver.1.10(H27.7)に基づき作成した高潮浸水想定区域図に、避難場所やリアルタイム情報等のアイコンを掲載したものです。
  • 高潮浸水想定区域図は、高潮浸水シミュレーションにより高潮が発生した場合の浸水の範囲や深さについて、10m四方単位で色分けして表示したものであり、台風の設定条件は、室戸台風級の台風が上陸時の気圧(910hPa)を保持したまま、伊勢湾台風級の速度(73km/h)で各海岸の潮位偏差が最大となる経路を通過することとしています。
  • 台風による降雨を想定し、河川流量(基本高水流量を基本とし現況施設を考慮した流量)を設定し、想定最大規模の高潮と同時に一定規模の洪水が発生することを想定しています。なお、降雨の影響は、河川の流量以外に見込んでいません。また、台風に伴う波浪の影響についても考慮しています。
  • 海岸保全施設や河川施設である堤防等は、最悪の事態を想定し、潮位(河川水位)や波が一定の条件に達した段階で破壊するものとして扱っています。
  • 地形データについては、航空レーザ測量により10m四方単位で地盤高さを設定しています。また、河川については既往の河川縦横断測量資料をもとに河道情報を反映しています。防潮堤については、航空レーザ測量等をもとに高さを設定しています。
  • 現在の技術的な知見に基づき、既往最大規模の台風を参考に、想定し得る最大規模の高潮による浸水の状況をシミュレーションにより推定しましたが、実際には、これよりも大きな高潮が発生する可能性もあります。
  • 台風の通過時刻と天文潮位との関係等、各種要因により計算の前提条件が異なる場合、浸水する区域や浸水の深さが変わる可能性があります。
  • シミュレーション実施以降の地形状況の変化についても考慮されていないため、地図上に着色されていない地域においても浸水する場合や、浸水深がさらに深くなる場合があります。
  • 「堤防等が破壊しない場合」については、潮位(河川水位)や波が堤防等の破壊する条件を超えても、破壊しないものと仮定した場合での浸水の範囲や深さについて表示したものです。
  • 「堤防等が破壊しない場合」とは、設計外力以上の外力が発生しても、施設の安全性が確保されているということではなく、仮に破壊しない場合でも、高潮の浸水が発生する可能性があることを示しています。避難のためには、「破壊する場合」という最悪の条件を念頭に置き、気象庁が事前に発表する台風情報や、各市町が作成するハザードマップ等を活用してください。
  • より詳細な条件や、ご不明な点につきましては、県土整備部 土木局 港湾課[電話078-362-3540(直通)]までお問い合わせください。

避難場所、避難所の図記号について

このハザードマップに掲載している避難場所、避難所の図記号は下記のとおりです。

避難場所

 災害による危険が迫った際、緊急に避難する場所。洪水、土砂災害、津波、高潮、ため池災害ごとに表記しています。

  • 避難場所アイコン災害対策基本法改正(平成25年)に基づき、市町が指定した「指定緊急避難場所」等
  • 津波避難場所アイコン避難場所のうち、津波による浸水想定区域内において、一時もしくは緊急避難・退避する津波避難場所(建物以外)
    市町が独自に指定している場合もある
  • 津波避難ビルアイコン避難場所のうち、津波による浸水想定区域内において、一時もしくは緊急避難・退避する津波避難ビル(建物)
    市町が独自に指定している場合もある

避難所

 災害発生時に一時滞在する施設

  • 避難所アイコン災害対策基本法改正(平成25年)に基づき、市町が指定した「指定避難所」等
  • 避難所アイコン災害対策基本法改正(平成25年)以前の避難所

なお、避難場所と避難所を兼ねる場合は、下記のように表記しています。

  • 避難場所アイコン下記を除いた避難所 兼 避難場所
  • 津波避難場所アイコン(津波避難場所と避難所を兼ねる場合)
  • 津波避難ビルアイコン(津波避難ビルと避難所を兼ねる場合)
お問い合わせ先
 兵庫県県土整備部 技術企画課
 〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
 電話/078-341-7711